8月は台風・ゲリラ豪雨に備えて住まいを点検しましょう
夏の後半から秋にかけては、台風や局地的な大雨への備えが大切になる時期です。
気象庁の平年値では、
8月の台風発生数は5.7個、接近数は3.3個とされており、
8月は年間で最も台風の発生数が多い月です。
また、8月は台風を動かす上空の風が比較的弱く、
進路が不安定になることもあります。
群馬県は海に面していませんが、
台風が離れた場所を通過する場合でも、
湿った空気の影響によって強い雨が降ることがあります。
また、伊勢崎市や玉村町などの平野部でも、
夏には積乱雲が発達し雷を伴う急な大雨が発生することがあります。
「台風が直撃しなければ大丈夫」
「今まで雨漏りしていないから問題ない」
と考えてしまいがちですが、
屋根や外壁の小さな劣化から雨水が入り込み、
時間がたってから室内に症状が現れる場合もあります。
大雨が降っている最中に屋根や外壁を確認するのは大変危険です。
天候が落ち着いているうちに、
地上や室内から無理なく確認できる場所を点検しておきましょう。
台風・ゲリラ豪雨前に確認したい7つのポイント
1.雨樋の詰まり・外れ・傾き
雨樋は屋根に降った雨水を集め、
地面や排水設備へ流す役割があります。
落ち葉、土、鳥の巣などで雨樋が詰まっていると、
大雨の際に水があふれ外壁へ大量の雨水が流れることがあります。
雨樋の継ぎ目が外れている、固定金具が緩んでいる、
中央部分が下がっている場合も注意が必要です。
地上から見て雨樋が変形していないか、植物が生えていないか、
雨が降った際に一部から水があふれていないかを確認してください。
ただし、はしごを使って自分で掃除するのは転落の危険があります。
手の届かない場所は無理に作業せず、専門業者へ相談しましょう。
2.外壁のひび割れ
外壁にひび割れがあるとその幅や深さ、
発生している場所によっては雨水の浸入経路になる可能性があります。
特に注意したいのが、窓の角から斜めに伸びているひび割れ、
以前より広がっているひび割れ、外壁材の継ぎ目付近に発生している割れです。
細いひびがすぐに雨漏りへつながるとは限りませんが、
放置してよい状態かどうかを見た目だけで判断するのは難しいものです。
ひび割れを見つけたら写真を撮り、撮影日を記録しておくと、
広がっているかどうかを確認しやすくなります。
国土交通省が示す既存住宅の検査項目でも、
外壁のひび割れ、欠損、浮き、剥落などが確認項目とされています。
3.シーリングの割れ・剥がれ
サイディング外壁の継ぎ目や窓まわりには、
シーリングと呼ばれる弾力のある材料が使われています。
シーリングは紫外線や温度変化の影響を受け、
少しずつ硬くなり、ひび割れ、肉やせ、剥がれなどが発生します。
外壁材との間に隙間ができると、
風を伴う強い雨の際に雨水が入りやすくなります。
外壁の継ぎ目だけでなく、窓やドアなどの開口部周辺も確認しましょう。
4.屋根材・棟板金の異常
屋根では、
瓦のずれや割れ、スレートの欠け、金属屋根の浮き、
棟板金の緩みなどが起きることがあります。
強風を受けるとすでに浮いていた屋根材や板金がさらに動いたり、
飛散したりする危険があります。
ただし、屋根の状態を確認するために、
ご自身で屋根へ上ることは絶対に避けてください。
地上から見える範囲で、屋根材がずれていないか、
金属部分が浮いて見えないかを確認する程度にしましょう。
突然訪問してきた業者から
「屋根が浮いている」
「このままでは雨漏りする」
と指摘されても、
その場ですぐに工事を契約する必要はありません。
写真や点検結果を確認し、
普段から相談している地域の施工会社などへ改めて点検を依頼することが大切です。
5.ベランダ・バルコニーの排水口
ベランダやバルコニーの排水口に、
落ち葉、泥、洗濯ばさみなどが詰まっていると大雨の際に水が流れにくくなります。
水がたまると防水層の劣化部分やサッシとの取り合い部分から、
室内へ雨水が浸入する可能性があります。
排水口の周辺は天候が安定している日に安全を確認したうえで清掃しておきましょう。
床面のひび割れ、防水シートの膨れや剥がれ、
雨がやんだ後も長時間水が残る状態が見られる場合は、
防水工事や補修が必要になることがあります。
バルコニーについても床のひび割れや劣化、防水層の欠損、
水切り金物の不具合などが住宅の検査項目として挙げられています。
6.窓・サッシまわり
台風やゲリラ豪雨では通常の雨とは異なり、
強い風によって雨が横方向から吹き付けることがあります。
サッシまわりのシーリングが劣化していたり、
外壁との間に隙間ができていたりすると窓付近から雨水が入ることがあります。
また、サッシの排水部分に汚れがたまっている場合も、
水が流れにくくなる原因になります。
窓枠の周辺にシミがある、クロスが浮いている、
雨の日に窓付近が湿るといった症状があれば早めに原因を確認しましょう。
7.天井・壁・押入れの雨漏りサイン
雨漏りは必ずしも天井から水滴が落ちてくるとは限りません。
次のような症状も、雨水や湿気が入り込んでいるサインの可能性があります。
・天井や壁に薄いシミができている
・クロスが浮いたり剥がれたりしている
・押入れや部屋がカビ臭い
・窓枠や木部が変色している
・雨の日だけ室内の一部が湿っている
雨漏りの入口と、室内に症状が出る場所は離れている場合があります。
屋根や外壁から入った雨水が、柱や下地材を伝って別の場所へ現れることがあるため、
シミがある場所の真上だけを直せばよいとは限りません。
雨漏りを放置するとどうなる?
少量の雨漏りでも、建物内部が繰り返し雨水にさらされると、
木材の腐食、断熱材の劣化、カビの発生などにつながる可能性があります。
表面に見えている部分だけを補修しても、
雨水の入口が別の場所にあれば雨漏りが再発することがあります。
そのため雨漏り修理では症状が出ている場所だけでなく、
屋根、外壁、シーリング、ベランダ、窓まわりなどを総合的に確認することが重要です。
台風が接近してから応急処置を依頼すると、
同じ地域で相談が集中し、すぐに対応できない場合もあります。
気になる劣化や雨漏りのサインがある場合は、
天候が安定しているうちに点検しておくと安心です。
台風通過後に確認すること
台風や大雨が通過した後は、
まず周囲の安全を確認し地上や室内から次の点を確認してください。
・庭や道路に屋根材や板金のようなものが落ちていないか
・雨樋が外れたり、傾いたりしていないか
・外壁や窓まわりに新しいひびや剥がれがないか
・天井、壁、窓枠付近に水滴やシミがないか
・ベランダや敷地内に水がたまっていないか
電線が切れている、屋根材が落下しそう、
建物の一部が大きく破損しているといった場合は、
近づかず安全な場所から専門機関や施工会社へ連絡してください。
よくある質問
Q.雨漏りしていなくても点検した方がよいですか?
A.外壁のひび割れ、シーリングの剥がれ、雨樋の変形などが見られる場合は、室内に症状がなくても点検を検討しましょう。
雨水が建物内部へ入っていても、すぐには室内に症状が現れないことがあります。
Q.外壁の小さなひび割れからも雨は入りますか?
A.ひびの幅や深さ、外壁の構造によって異なります。
小さく見えても奥まで達している場合や、窓まわりなど雨水が集まりやすい場所にある場合は注意が必要です。写真だけでは判断できないこともあるため、現地で確認してもらうことをおすすめします。
Q.屋根だけ点検してもらうことはできますか?
A.屋根のみの点検も可能ですが、雨漏りの原因は、外壁、シーリング、ベランダ、窓まわりなどにある場合もあります。
雨漏りの症状や建物の状態に応じて、必要な範囲を確認することが大切です。
Q.雨漏りを見つけたら自分でコーキングしてもよいですか?
A.一時的に水が入りにくくなることはありますが、誤った場所を塞ぐと、建物内部に入った水の出口を塞いでしまう可能性があります。
原因が分からない状態で広い範囲を塞がず、まずは専門業者へ相談しましょう。
Q.台風の直前でも点検を依頼できますか?
A.相談は可能ですが、台風直前は依頼が集中しやすく、安全上の理由から屋根上の点検ができない場合があります。
気になる症状がある場合は、台風の予報が出る前の早い段階で相談することをおすすめします。
伊勢崎市・玉村町の住まいの点検は株式会社タクトへ
株式会社タクトは、伊勢崎市・玉村町を中心に、外壁・屋根塗装、水回り、内装、エコキュートなど、住まいのさまざまなリフォームに対応しています。
創業から培ってきた経験をもとに、
金額や施工方法をできるだけ分かりやすくご説明し、
お客様に安心・納得していただける工事をご提案することを大切にしています。
台風やゲリラ豪雨の前に、
「外壁のひび割れが気になる」
「雨樋から水があふれている」
「天井に薄いシミがある」
「窓まわりのクロスが浮いている」
といった症状を見つけたら、被害が大きくなる前にご相談ください。
屋根は地上から見えにくく、雨漏りの原因も一か所とは限りません。
ご自身で無理に高い場所へ上らず、気になる部分を写真に残したうえで、専門業者による確認を受けましょう。
伊勢崎市・玉村町周辺で、屋根、外壁、雨樋、雨漏りなど、住まいのお困りごとがございましたら、株式会社タクトまでお気軽にお問い合わせください。
参考
国土交通省「現場検査のあり方等に関する検討ワーキンググループ 報告書参考資料」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/
国土交通省「維持保全計画書 参考様式」
https://r06.choki-reform.mlit.go.jp/doc/ijihozen_youshiki_01_s.pdf
国土技術政策総合研究所「雨漏り防止対策」

